ビールでは太らない、脂肪でも太らない

そうなのか。知らなかった。今日ちょっと調べてみたところ、ビールのカロリーのうち70%がアルコールによるもので、残りの30%が糖質によるものなのだそうだ。ここで糖質(要するに炭水化物)の方は脂肪に変換して体に蓄える(つまり太る)メカニズムが体には備わっている。ところが、アルコールに関してはそのような(アルコールから脂肪に変換する)メカニズムが備わっていない。従って、アルコールのカロリーはすぐ使うか、余ったら捨てるしかないとのこと。太る要素の糖質は30%しかないので、そういう(ダイエット的な)意味では実際のカロリーの7割引でいいらしい。なるほど、そうだったのか。どうりで最近よく痩せるわけだわ。ビールだけは節制せずに飲んでいるが、このカロリーのうちの70%は燃焼するだけのカロリーであって、太るカロリーではないんだ。例えば、飲み食いが2000カロリーだとして、そのうち1000カロリーをビールで摂取したとすると(ちなみに中ジョッキ5杯くらい)実際には1300カロリー程度しか摂取していないことになる。なるほど。じゃあ、もっと飲んでもいいのか?って私はそんなに飲めないよ。
次に脂肪でも太らないの方だか、これも条件付きではあるが正しいらしい。その条件とは、炭水化物を必要最低限しか摂取しないこと。いわゆる炭水化物ダイエット。あと、脂肪も肉に付いているヤツとかその程度だけで済ますこと。食べすぎはもちろんダメ。つまり、肉およびそれにくっついている脂肪はガンガン食うが、炭水化物は制限する。これにより脂肪は体には蓄積されず、エネルギーとして燃焼してしまうらしい。なんでも、炭水化物、脂肪、たんぱく質、というのは、この優先順位でエネルギーに変換されるらしいのだが、日常の動作も含めた通常の運動(いわゆる有酸素運動系)で消費されるのは脂肪で、全力疾走など過激な瞬発的運動で消費されるのが炭水化物らしい。従って、炭水化物を必要最低限しか摂取しなければ、日常の動作を含めた普通の運動で脂肪が普通に燃焼し、太らないのだとか。
そもそも、現代の食生活というのは、炭水化物も脂肪も過剰に摂取されている。このため、使い切れない炭水化物は脂肪に変換されて蓄積され(つまり太り)、さらに摂取した脂肪も使われることなく脂肪として蓄積されて太る、ということなのだとか。つまり悪いのは炭水化物の過剰摂取なのであって、脂肪の摂取ではないとのこと。そうねぇ、言われてみれば日本人て炭水化物が特に好きっていう気がする。ライス大盛り無料なんてサービスはどこにでもあるし、ランチタイムだとラーメンにライス無料とか、そば屋のランチメニューといえば、そばとカツ丼のセットとかが普通でしょ。炭水化物おかずに炭水化物食うんだよ。あと、調理パンとかでもね。焼きそばパンってあるよね。炭水化物に炭水化物挟んで食ってるわけだ。あといわゆるジャンクフードも過剰な炭水化物と脂肪(と塩分)だけだね。なるほどねぇ…。太るわけだわ。