ケトン体

脳はブトウ糖以外を栄養に出来ない、というのはよく聞くフレーズだよね。例えばキムタクが主人公だったMr.BrainというTV番組では、脳科学者のキムタクが、そう言いながらいつもバナナを食べていた。しかし、実は違うらしい。糖分が欠乏すると、肝臓が脂肪をケトン体なる物質に変換する。これは脳を含むあらゆる器官(ただし肝臓以外、肝臓で使っちゃうと他に回らないから?)でエネルギー源となるらしい。そうだったのか。ケトン体ダイエットというのが有効だということは聞いたことがあった。人類は農耕が発達して以降、炭水化物の過剰摂取が起こり、このためケトン体回路(脂肪をケトン体に変換しエネルギー源として使う回路)なるものがあまり働かなくなってしまった(必要なくなってしまった)なんて話も聞いたことがあった。あと、癌治療にもケトン体ダイエットが使われていることも知っていた。癌細胞はブドウ糖しか栄養に出来ないが、人体はケトン体も栄養に出来るから、ブトウ糖を絶てば癌細胞が餓死しちゃうっていうことなんでしょ、きっと。にも関わらず、脳はブトウ糖以外でもケトン体でも云々、については知らなかった。そうだったのか。脳はブドウ糖の他にケトン体もエネルギー源にできるんだ。あの脳科学者(キムタクね)の認識は間違っていたんだ。私も、というか誰でも(?)炭水化物の摂取もっと減らせば、ケトン体回路も復活するものなのか?
それにしても肝臓ってすごい臓器なのね。なお、糖尿病系の人はケトン体が増えすぎるとヤバイらしい。ふうむ、難しいね。私は糖尿病ではないけど、ケトン体について、もうちょっと勉強してみよう…。