調査結果

食事制限と有酸素運動では、あるところを境に「健康的に痩せる」ことは出来なくなるらしい。そこで、色々と調査してみた。

  • 太るときは脂肪だけでなく筋肉もつく。脂肪だけついて筋肉が伴わないと、重くて自分自身を動かせなくなってしまう。このため、重くなった分を補うよう筋力も強化される。
  • 痩せるときは上記と反対に、脂肪だけでなく筋肉も落ちる。脂肪が少なくなった分、筋肉も不要になり脂肪と筋肉は連動して痩せる。不要になった筋肉を維持しておくと、今度は筋肉自体が負担になってエネルギー不足で自分自身を動かせなくなってしまう。
  • 有酸素運動では、皮下脂肪をそのエネルギー源として使うため、皮下脂肪は運動時に失った分だけ、食事により補われる。これを補われないと、次回有酸素運動が出来なくなってしまう。以上より、有酸素運動では皮下脂肪(体脂肪率)は減らない。
  • 有酸素運動では、内臓脂肪が優先的に燃焼する。一般に男性が太ると内臓脂肪が蓄積される傾向にあり、女性が太ると皮下脂肪が蓄積される傾向にある。このため、男性は有酸素運動で痩せやすいが、女性は有酸素運動では痩せにくい。
  • 有酸素運動では、持久力が強化されるため、瞬発力という意味での筋力は強化されない。これは筋肉が見た目にはある程度以上に大きく(太く)ならないことを意味する。
  • 有酸素運動をいくらやっても、マッチョな体型にはならない。例えばマラソンの選手などは総じて痩せている。これは筋肉が重いため、マッチョな体型だと筋肉自体を42kmも運ぶには莫大なエネルギーが必要なことと、そもそもそのような筋肉はマラソンには必要ないことによる。逆に言えば、マッチョな体型ではマラソンの選手には絶対になれない。