You are the last page of my life.

今を去ること45年ほど前、渋谷からNHKの方に向かって歩いて行ったところ、ちょうど坂を上り切ったあたり、代々木のオリンピックプールのそばにこぢんまりとした人だかりがあった。なんだろうと思って覗き込むと、バンバンが道端でミニミニコンサートを開いていた。そのころバンバンは既にそこそこ有名だったので、私も知っていた。今でいうストリートライブではなく、FM東京主催の「街角に音楽を」という企画。で、途中からではあったが最後まで聴いた。その中に「青春のラストページ」という曲があり、その前振りで話していたのが、タイトルの英語。直訳すると「あなたは私の人生の最後のページです。」となるが、これでは何のことかわからない。で、彼によると何の最後のページなのかというと、アルバムの最後のページなのだそうだ。で、意味だが自分のアルバムの最後のページにあなたがなってください、ということでプロポーズの言葉、つまり私と結婚してくださいという意味だそうだ。なるほど、と思い、元々バンバンは気に入っていたが、ちょっとファン度のランクを上げた。ここ数日なぜか突然この曲のヘビーローテーションだったので思い出したのだが、よくよく考えると、バンバンが曲の説明の中で言っていた英語はYou are last page of my life.だったと思う。正しくは標記のようにtheがいるんじゃないかな。少なくともそのほうがプロポーズの言葉として破壊力が上がるよね。
なお、コンサート終了後、バンバンは荷物をまとめると(ギターをケースに閉まって)そのまま歩いて渋谷駅方面へ向かっていった。3~5人くらいの少人数の追っかけ(?)の女の子がついて行った。え、車とかで帰るんじゃないんだ、と少々驚いた。当然ながら私はついて行かなかったので、その後どうなったのかまでは知らない。