Linuxインストール:ハマリのまとめ

そもそもの事の発端は、本物系のサーバ(RAID5が組んであって、XEONプロセッサとか付いてて、1Uのホンマもん)にUbuntuのサーバ版を入れようとしたところから始まる。インストール自体はすんなりできたのだが、apt-getが動いてくれない。これでは、今時のLinuxとして使い物にならない。必要なソフトをダウンロードできないからね。エラーメッセージでググったりしたところ、プロキシ環境が問題と分かった。そこで、一時的にプロキシのない環境に引越しして、インストールを継続。これで一見うまく出来たかに見えたが、やっぱりエラーが出る。
諦めてCentOSをインストールすることにした。しかし、今度は(やっぱり?)yumが動いてくれない。従って必要なソフトをインストールできないという点に関してはUbuntuと一緒。で、またエラーメッセージでググる。するとIPv6で通信しようとしていることが問題とのこと。このへんのページを参考にさせてもらいながら:

  1. /etc/sysconfig/networkに以下を追加。
  • NETWORKING_IPV6=no
  1. /etc/modprobe.d/disable-ipv6.confファイルを作成して以下を書く。
  • options ipv6 disable=1
  1. 以下を実行。
  • chkconfig ip6tables off
  1. 再起動。

最後の再起動はネットワークのrestartでも大丈夫と思う。
これだけで動いてくれれば幸せだったのだが、ここはプロキシ環境。まだ動かない。これまたググってこのへんのページにたどり着く。で、/etc/yum.confに

  • proxy=h_t_t_p://192.168.0.1:8080/

みたいな感じでプロキシサーバとそのポート番号を指定する行を追加する。これで一応サーバとしてはちゃんと動く。Apacheも無事起動できた。しかし、今度は外部からWebページが見えない。またしてもエラーメッセージでググる。すると今度はファイアウォールで外部アクセスが蹴られているとのこと。もっとも簡単な対策はiptablesを停止させて、ファイアウォールを無効化すること。まあ、イントラネット内のサーバだからこれでいいや。で、このへんのページを参考にしつつ、

などと叩く。因みに上の行はiptablesを止めるという意味で、下の行はサーバの再起動時にもiptablesの起動がかからないようにするおまじない。
しかし、幸せはまだやってこなかった。MySQLをインストールしたのだが、デフォルトでは、/var/lib/mysqlというディレクトリがデータベースファイルの保存先となる。そして、ここはCentOSでは大して容量が確保されていない。そこでまたググって、このディレクトリを変更する方法を調べた。しかし、ググってヒットしたページの通りにやっても、ディレクトリの変更は出来なかった。(正確に言うと、MySQLが起動できなくなってしまった。)いくつかのページに書いてある方法を試したがダメだった。何度やってもダメ。MySQLのバージョンの問題??
仕方がないので、CentOSを再度インストールし直し、デフォルトのパーティションを変更し、DB保存先にたくさんのディスク容量を確保できるようにしてしのいだ。つまり/ディレクトリに残り全部の領域を割り当てた。
あと、phpMyAdminyumで持って来る時にも若干苦労したわ。phpMyAdminディレクトリがデフォルトのレポジトリとして登録されていないとのことで、これを登録し、かつrpmコマンドにもproxyの指定をしてあげないと正しく動作しない。こんな感じ。

$ sudo rpm --httpproxy 192.168.0.1 --httpport 8080 ...

それでepelとかいうレポジトリを探してきて追加する(プロキシを指定する場合は、上記を参照)。

sudo rpm --import h_t_t_p://ftp.riken.jp/Linux/fedora/epel/RPM-GPG-KEY-EPEL

こんな↑感じ。ただし、アドレスは正しいかどうかはググって調べて。
晴れて、phpMyAdminのインストールは成功し、起動。しかし、外部からのアクセスはできない。
これは、まあ当たり前だね。/etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.confを編集して、面倒だったら何でもアリにしちゃう。


# Order Deny,Allow
# Deny from All
# Allow from 127.0.0.1
# Allow from ::1
Order allow,deny
Allow from all

まじめにやるなら、ネットワークアドレスをちゃんと指定。しかし、アクセスできるようになったら今度はベーシック認証のID/PWを聞いてくる。でまたググる。今度は/etc/phpMyAdmin/config.inc.phpをいじって、14行目(あたり?)と24行目あたりを変更。14行目の方には適当なフレーズを入れる。

$cfg['blowfish_secret'] = 'some_word';
$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'cookie';

これで、晴れて動くようになった。長い道のりだった。
実は、その他にも不思議な現象に遭遇している。ドキュメントルート(CentOS 6.4のデフォルトでは、/var/www/htmlの下)にroot権限でファイルをmvし、それをchownでroootに変更しても、ファイルが見れない。root権限でcopyしたものは当然ながら見える。何故?誰か知ってたら教えて。