逝ってしまった…

やっとの思いで脱稿したことだし、天気も良いし、今日こそはと意を決して6時半に出発。朝早かったが一般道路は結構混んでいて、前を走る車との車間は、5m程度。ハッと気がついた時には既に遅く「猫踏んじゃった。」あーあ。もちろん死んでいる猫だが、それでもタイヤでひいてしまった感触は何とも言えず、ちょっとなぁ。ショック。逝ったものを踏んでしまった…。
しかし、これは不幸の前触れに過ぎなかったらしい。某高速に乗ってすぐ、某インターを過ぎた辺りで、隣にバイクのお兄さんがいきなり現れて、何か言っている。まさか覆面パトカーならぬ覆面バイク??聞いたことないよ??
身振りで脇へ寄れ、と言っているのは分かったのでお互い路肩にバイクを停めた。すると「リアバッグ落としましたよ!」と言われた。バイクの後ろを見ると、リヤシートごと無い!!やってしまった。着脱式のリヤシート自体の取り付けがあまかった模様。
そのバイクのお兄さんはちょうど落とすところを見ていたらしく、わざわざ追いかけてきて教えてくれたのだった。感謝。落とした場所は某インターのちょっと手前だ、とのこと。丁重にお礼を言って彼とは別れた。
さてどうしよう??考えてもしょうがないので、取り敢えず歩いて戻ってみた。歩くこと約20分。あった!あったことはあったが、何度かひかれてリヤシートもリヤバッグも無残な姿。再起不能だな。逝ってしまった。リヤバッグの中に入れておいた地図は「そこ」に舞っている。「そこ」というのは、車の切れ目など無い高速の1車線と2車線の間辺り。手の出しようがなかった。諦めよう。もう1つ入れておいたタオルはどこにも見当たらない。どこかへ逝ってしまった。
しかし!奇跡は起こっていた。何よりも一番大事な中身iPhone…何とも信じられないことに、これだけが「お父さん犬ストラップ」共々、全くの無傷。神様っているのかも…?なお、しゃべるお父さん犬の第一声は「お前にはまだ早い!」だった。