ちょっと事件

今日は、久々に友達と待ち合わせて飲むことになっていたのだが、待ち合わせよりかなり早く到着。そこで、先にビールでも飲んで待っていようかと考えた。暑かったしね。選んだ店は、以下に述べる事情により敢えて記さないことにする。
まだ、飲むには早い時間だったため、店員は1人しかいなかった。客もほぼ私だけ。ビールと言えば今どき当然のように生ビールを注文。店員さんがビールサーバからジョッキに私が注文したビールを注いでくれている。見るともなしに見ていた。すると、信じられないことが起こった。一瞬自分の目を疑った。店員さんが、注いでいた生ビール、泡がジョッキからあふれそうになった。するとその店員さんは、その泡を自分の口で吸った。「おっとっとっと…、ズー。」っていう感じ。そのおかげで泡はジョッキからあふれなかった。そして、その店員さんは、顔色一つ変えずにそのジョッキをそのまま私に出した。えっ?マジ?だって今、ジョッキに口つけたよね?錯覚?あまりのことに何が起こっているのか理解できなかった。念のためジョッキの裏側(店員さんが口をつけたあたり)を確認すると、確かに口の跡が残っている。やっぱり…。さて、どうしよう?「見ていました。」と事情を説明し、取りかえてもらう?激怒して店を出る?それとも別に大したことじゃないから、とそのまま飲む?
悶々とした葛藤の末、取り敢えずそのまま飲む方を選択してしまった。しかし、「本当はどうすべきだった?」というような悶々とした葛藤は、店を出る直前まで続いた。その後、かき入れ時を前に、休憩時間を終えて別の店員さんが戻ってきた。これだけの時間を悶々と過ごしたことが妙に腹立たしく思えても来たので、意を決して、戻ってきた方の店員さんに事の次第を説明することにした。問題の店員さんには聞かれたくなかったので、店の外で事情を説明。事件には関係ない方の店員さんに、謝罪の言葉を受け、ビールの代金は要らないから、ということでひとまず話は終わった。別にビール代くらいのことを問題にしているんじゃないんだけどね。タダでビールが1杯飲めたからって大して嬉しくもないし。そもそも、悶々ビールじゃあ美味しくないしね。
しかし、客のジョッキに口つけるかね?あふれそうになったので、ついつい、というのは、ビール飲みの無意識的な習性かもしれない。百歩譲って、ここまでは許せるとしても、その後そのジョッキをそのまま客に出す、というのは確信犯だと思うんだけどなぁ…。