友チョコ

毎年この季節になると、というかこの日になると、にわかに台所が慌ただしい。普段料理などは全くしない娘がそろって、しかも母親にあれこれと指南を受けながら、チョコだのクッキーだのケーキだのを作る。別に彼氏にあげる、という訳ではなく、友達同士で交換することが目的。彼らの間では友チョコと呼ばれている。しかし、今年はこの儀式がない。上の娘は晴れて大学生となり、このような奇習から卒業したらしい。下の娘は受験生なのでそれどころではないらしい。ま、受験だというのに勉強そっちのけで友チョコ作っているよりは、ある意味健全かな?
しかし、常々疑問に思っているのだが、チョコレートを作る、と言っておきながら、出来上がったチョコレートを買ってきて、湯せんで溶かし、型に入れ直すだけ、というのは、かなり詐欺ではないのだろうか?