タホ

朝、大きなバケツを2つ抱えたオッサンが路上でタホなるものを売っている。片方のバケツには豆腐が入っていて、もう片方にはその他のもの(黒蜜とタピオカ)が入っている。

片方のバケツから豆腐を取り出し、プラスチックのコップに入れる。そこにもう片方のバケツから黒蜜とタピオカを取り出し豆腐の上にかける。これで出来上がり。遠くから見るとプリンのように見えるのだが、これがタホ。

道行く人も結構買っていて、その辺で食べているので、かねがね一度は食べてみたいと思っていた。
で、今日こそ、と買ってみた。いくらと聞くと10ペソというので、20ペソ渡したが、にっこり笑ってお釣りくれない。またかよ?でももう10ペソくらい(約18円)でガタガタ騒ぐのはやめにすることにした。いいや。あげるよ。
で、お味の方なんですけどね、そのまんまですね。豆腐と黒蜜とタピオカそれぞれの味。全然一体感がないと思うんだけどなぁ。遠目で見ていてプリンの味を想像しちゃったのが、いけないのかな?逆に、フィリピンの人が日本のプリン見て、タホを想像して食べたら、何これ?ってなっちゃうのかも??因みにアメリカでプリンを食べたら、日本のプリンと全然違う味で、日本のプリンが恋しくなる。このような場合、ヤオハンのような日本食材を扱っているスーパーに赴き、プリンの素を買って来て自分で作ることにより満たされることになっている。
なお、タホという言葉の語源は豆腐らしい。タホ、トウフ、ってだってそもそも豆腐じゃん。甘いけど。