アンタ、ガンなの!?

母親と奥さんの実家とから立て続けに電話がかかってきて、そう訊かれた。まあ、予想の範囲内というか、想定通りの質問だったなぁ。一応実家にもできあがった本を献本したのだが、その後書きを読んで電話をかけてきたのだ。
後書きは「ガンかも知れないですね…」と医者に宣告された…、で始まるのだ。ここだけ読んで(後は読まずに?)電話してきたんだろうなぁ。「よく読め!」「いや読んだわよ。」「だからよく読め!!」「いや、読んだって。」「何度同じことを言わすんだよ、よく読め。」「分かった。」で電話を切った。多分理解してもらえたんだろうなぁ。あれは要するに、読んでもらうための「つかみ」なんだよ。そこだけ読んで電話してくるなよ。先を読まなきゃ話が落ちないじゃん。
私は、宝くじて1等に当たるほど運は良くないけど、いきなり病気になったり事故死するほど運が悪くもないんだ…と信じている。