採点に自信のある先生の話

今日の日経新聞朝刊に出ていた話。ベテランの先生が「私はテストの採点には自信がある。長い教師生活の中で、採点に間違いがあると生徒が指摘してきたことは1度しかない。」と自慢した。すると生徒の一人が「×のものを○と、間違って採点されても申し出る生徒などいない。」と言ったとのこと。ナルホド、これは明らかに先生の負けだねぇ。自分が損をする申告をわざわざする人は、あまりいないだろうなぁ。ことテストに限って言えば皆無だろうなぁ。
そういえば、以前Suica定期の継続購入を駅の自動販売機でしたときのこと。おつりが4500円くらいだったんだけど、4000円は紙幣で出てきて、小銭の500円位が出てこなかったことがあった。おかしいなぁ、と思って駅員さん呼び出しボタンを押して、事情を説明し、定期券と紙幣4000円を見せた。そうしたら、駅員さんは機械をガンガンと叩いて、再度「いくら?」と聞いて、500円位の不足額をくれた。その小銭を小銭入れに入れようとして、血の気が引いた。「どう見ても小銭が多い!」でもその場はそのままやり過ごした。数時間後、前日いくら位財布にお金が残っていたかを冷静に思い出し、現在の額と照合したところ、丁度500円位多い!!ということは、自動販売機は、まず小銭のおつりを返し(恐らく私はこれを無意識で小銭入れに入れてしまい)次に紙幣のおつりが出てきたんだ。それで小銭の方は意識から消えてしまっていて、出ない出ないと駅員呼びつけて2重におつりを受け取ってしまったわけだ。
これはさすがにまずいと思って、帰りがけに駅の緑の窓口に並び(結構混んでたので10分くらいは並んだ)また事情を説明して500円位のおつりを2重にもらってしまったから返したい、と申し出た。すると、それは何時頃の話ですか?から始まって機械のログと照合するといって、係りの人はどっかへ行ってしまった。待つこと10分。やっとどの機械での定期購入の件かが分かったといって、プリントアウトしたログを私に見せ、お金を受け取ってくれた。元はと言えば私が全部悪いのに、ものすごく感謝されてしまった。いや、あの悪いのは私なので。
「お釣り出ないよ!」で500円もらうのは何の証拠もなく、ものの10秒だったが、「お釣りを貰い過ぎた。」と言って500円返すのには、色々証拠集めが必要で20分かかった訳だ。何となく面白い。あれ?最初の話と全然違う!?