一汁一菜

フジテレビの某バラエティ番組、めちゃイケの名物コーナー「ナントカ高校」の抜き打ちテスト。大好き。最近やってないけど。この中で、超一流アスリートが集まる回(バカ世界新を決める回)にて、一汁一菜を答えさせる国語の問題があった(他の回にもあったと思う)。で、その正解を解説をしていた担任の某岡村先生に対し、生徒たちから猛抗議があり、一汁三菜と習った!と言い出して大論争になった。で、その時は一汁一菜が、正しい日本語で、一汁三菜は現代の造語である、と某佐野アナが言ってその場を収めようとした。生徒の面々は納得していない様子だったが、しぶしぶ引き下がった感じ。
しかし今日ふと広辞苑を調べたところ、一汁一菜の他に、一汁三菜も、さらには一汁五菜も出ていた。因みに、一汁三菜とは「本膳料理の膳立てで、飯と汁・香の物のほかに膾(なます)・平皿・焼物を添えたもの。」とあり、一汁五菜は「本膳料理の膳立てで、飯と汁・香の物のほかに膾(なます)・坪(つぼ)・平皿・猪口(ちよく)・焼物の五菜を添えたもの。」とある。現代の造語であり、正しい日本語ではない、などという記述は当然ながらない。広辞苑の説明は、昔からある由緒正しい日本語としか思えない。あの時の正解、間違ってたんじゃない?
なお、残念ながら某ボクシング世界チャンピオンの回答した「二汁一菜」は、辞書には出ていなかった…。