ロング缶

若い頃はこれが普通だった。晩酌と言えば、ロング缶2缶がスタートラインだった。帰宅と同時にほぼ一気で2缶空けて、「さて今日は何を飲もうかなぁ?」と考えて、日本酒か?とか、もう少しビールを飲んでから日本酒?とか、ワイン?とか、はたまたバーボンとかブランデーとかを飲んでいた。しかし、歳と共に飲める量も減り、飲める種類も減り、今では晩酌と言えば350ml缶のビールを2缶飲んで終了。それ以上飲みたいと思わなくなってしまったし、また飲んでも頭痛くなったりして、楽しくない。ところが、このところ350ml缶2缶も最後の方は持て余すようになってきた。そこで、晩酌はロング缶1缶で良いのではないか?と考えて、最近では冷蔵庫にはロング缶が常備されている。
本日ちょっと用事があって外出し、3時頃帰宅したのだが、暑かったしビールが飲みたくなった。そんなわけでロング缶。つまみは適当にポテチとかチーズとか。ところが、1缶はあっさり終了してしまった。どうしよう?次の缶を開けるべき?ここで止めておくべき?結局開けた。で、空けた。都合1000mlも飲んでしまった。真っ昼間からこんな状態で良いのか?何かちょっと気持ちが悪いような気がする。飲み過ぎかな?少し横になろう。しかし、何となく分かった。きっと、そうなんだ。ビールを飲んでいる最中には、次の缶を開ける(おかわりをする)という儀式を伴うことが重要な意味を持つんだ。そうなんだ。
結論:飲めなくなってもロング缶では経済効果は期待できない。今後、家には350ml缶を置いて2缶飲む。