時計と花と雲

娘がまだ小さかった頃、唐突に言い出した言葉。「時計と花と雲って同じだね。どうして?」と聞いてきた。何のことかさっぱり分からなかったので、何が同じなのか説明してもらった。すると、時計も花も雲も見ているときはちっとも動かないのに、見ていないと知らないうちに動いているという点で同じで、そこが不思議なのだという。なるほどそういう意味か。少なからず感心した。子供の頃に持っているこのような観察力、私も恐らく持っていたはずなのだが、いつの間に失ってしまったのだろうと考えてしまった。子供に教えられた。しかしその場限りで、すぐ「大人の目」に戻っている。時折時計を見たり、花を見たり、雲を見たりするとふと思い出す。でもやっぱりすぐまた戻っている。そのような目にはもう戻れないのかも知れない。
私の花粉症の季節はようやくピークを過ぎたようだ。一時に比べるとずいぶん楽になった。でも相変わらず肘が痛い